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【今敏監督】PERFECT BLUE/パーフェクト ブルー【映画レビュー】

パプリカに続いてパーフェクトブルーも観ました!

パプリカ同様、今敏監督の作品ですが、パーフェクトブルーの音楽は平沢進ではありません。でも地下鉄?の広告にハルディンホテルの広告があって、今敏さんは本当に平沢進師匠が大好きなんだなと思いました!

あらすじ〜Wikipediaより
アイドルグループの「チャム」に所属する霧越未麻(きりごえ みま)は突如グループ脱退を宣言し、女優への転身を計る。

未麻は事務所の方針に流されつつも、かつてのアイドルからの脱却を目指すと自分を納得させる。初出演のドラマはセリフが一言だけの端役から始まり、続いてレイプシーンを演じることとなる。さらにはヘアヌード写真集のオファーが来るなど、アイドル時代からは考えられなかったような仕事をこなしてゆく未麻。「チャム」以来のファンたちは未麻の厳しい現状を嘆くが、彼女の女優生活は次第に軌道に乗り始める。

しかし、人気とは裏腹に未麻は現状への不満を募らせ、アイドル時代の自分の幻影さえ見るようになる。レイプシーンやヘアヌードは本当の自分の姿なのか。自分が望んだことなのか。そんな疑問を抱く中、インターネット上に未麻になりすました何者かがウェブサイトを開設。しかしその内容は虚実を織り交ぜつつも、まるで未麻本人が書いたかのように詳細を極めていた。未麻はストーカーに監視されていたのだった。「アイドルとしての未麻」が更新を続けるウェブサイトを見て、精神的に追い詰められる未麻。また、未麻の事務所に手紙爆弾が送りつけられたり、関係者が次々と殺される事件が発生する。


※以後ネタバレ注意されたし※


まず、観終わった直後のもやもや感!!
真犯人もわかって、未麻ちゃんも無事女優として上手くいっているようでハッピーエンドのはずなのに、私は本物だよって微笑む未麻ちゃんの顔が悪そうな顔!
その表情を最後にみて、漠然と女性って逞しいなっていう感想が残りました。

女優をやりたかったわけじゃないだろうに、周りの都合でアイドルを辞め、新人女優として自分に言い聞かせながらやりたくない仕事をこなす未麻ちゃんは、わたしよりずっと大人だ。


レイプシーンの撮影のシーンはみてるのが辛い。どんどん目が死んで行く未麻ちゃん。それなのに、撮影のあとの帰りの車では辛そうな素振りもを見せないよう頑張ってる姿がいじらしくて抱きしめてあげたかった!!

しかも帰ったらネオンテトラが大量に死んでる。自分のことで精一杯になると、水換えとかのメンテナンスが、やれてるつもりでやれてなかったりするんだよね。フィルターの目づまりに気がつけなかったりしてね。

どんどん夢か現実かわからなくなって、ついでに劇中のドラマの世界まで混ざってきて、観てるこっちも何が現実で何が現実でないのかわからなくなる。そんな中でも未麻ちゃんはアイドルだったころの未麻の幻に追い詰められつづけ、あなた、誰なの?と問い続ける。

だけど最後に同じように幻の、"アイドルの未麻"に固執するルミと対峙し、"アイドルの未麻"のルミを助けたことで、"アイドルの未麻"も女優の未麻も他の誰でもない"自分"だと受け入れ、未麻は純粋でか弱く守られるべき存在であった少女から、自立した大人の女性になった。


あれだけ周りの人間が死んでもなお、女優として活動を続け、成功したということだから未麻ちゃんは今回の一件で相当にタフな精神力を身につけたことと思われる。

その精神のタフさ、大人の責任感や狡賢さも手に入れたが故のあのちょっと悪そうな笑顔なのかなって。


一回観たら何回も観て確認したくなるような面白い映画だった!