ベトナムにてスリと遭遇!!

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こんにちは。ベトナムホーチミンに行ってきました。そして生まれて初めて、スリ屋さんを見ました!

わたしが今まで行ったことがある国はグアム、サイパン、フィリピンのセブ島。つまり、リゾート地にしか行ったことがありませんでした。だから外国の街歩きなんてほとんどしたことがありません。しかしながらベトナムといえば雑貨!今回は頑張って外にでることにしました。

ベトナムってバイクいっぱい!道を渡れない!っていうイメージですが、思ってたよりも車が多かったです。車は贅沢税が300%課税されるそうなので、車を持てる人は富裕層な訳です。しかしながら、ただの車でさえ高いのに、BMWメルセデス・ベンツ、ポルシェ、フェラーリも走っているのです。貧富の差ってこういうことをいうのかと衝撃的な光景でした。平均的な大卒初任給は日本円にして2万円くらいだそうです。日本でも格差格差なんて言われますけども、全く質の違う、絶対的な格差があり、治安に影響しているようです。

ベトナムについた初日の夜、夜景を観にサイゴンスカイデッキへ行きました。旧正月前ということもあり、街は華やかで、思っていた以上にきれいな夜景でした。一通り夜景を堪能したあと、ベンタイン市場近くのホテルへ帰るのですが、この道中で同行者の一人がスリにあいました。

移動していた人数が10名以上であり、現地スタッフも一緒だったため、みんな安心しきっていました。時刻は現地時間で21時すぎ。ベトナムと日本は2時間の時差があるため、日本時間でいうと23時過ぎです。飛行機に乗るために早起きし、飛行機の中でも眠れなかったわたしは、とても眠たくて誰とも話すことなく、ただ荷物を両腕で抱えて黙々と歩くのみでした。

歩いていると、こちらをじっと見つめる30代くらいの現地の男性が視界の隅に入りました。これは着いてくるかも、と感じました。案の定、彼はわたしたちの軍団についてきました。手に雑誌を持ってわたしの横を歩いていた同行者の一人(男性)に差し出し、勧めてきます。しばらく無視しても、しつこく寄っていきます。その男性が後ろに下がって避けると、今度はわたしのところにやってきたのです!

正直冷汗が出ました!マダム、と声を掛けられ同じ様に雑誌を差し出されましたが、無視。
掴まれたりしたら悲鳴をあげる心の準備をしていましたが、わたしのことはすんなりと諦め、うしろにいる先程の同行者へ。その直後、背後で物音がして振り返るとさっきの怪しい現地のおじさんと同行者の男性がいません。他のみんなが草むらの方をみながら、警察がどーのなんて話しています。

とっさの解釈で、わたしはしつこく物売りに切れた男性と怪しいおじさんが草むらでケンカをしているのかと思いました。

しかし2人のやりとりを後ろで見ていたおばさまによると、怪しいおじさんが男性にしつこく雑誌を押し付け、気を取られている隙に、鞄のファスナーをあけ、中身を取り出し、財布とサングラスを草むらに投げ捨て、パスポートだけ持って走り去ったということでした。

ベトナムはスリやひったくりが多いとは聞いていましたが、スリの手口まではしっかり調査していなかったため、事が起こるまで怪しいおじさんはただの物売りだとばかり考えていました。

この事件はすぐに現地スタッフが走って追いかけて取り返したのですが、犯人がナイフなど凶器を持っている可能性もあるので、後から考えると危険だったと思います。ただ、ベトナムではナイフだったり銃だったりを所持していることは少ないようです。

今回の件を受け、ベトナムへ頻繁に長期出張へ来ているスタッフにもらったアドバイスは以下の通り。

1.鞄は身体の前!もしくは歩道側

基本中の基本。リュックだとタヌキみたいになりますが、恥より安全を取りましょう。また、ベトナムではバイクは頻繁に歩道を通ります。ポシェット等斜めがけ鞄を使うときは歩道側に鞄が来るようにするのと同時に歩道側をあるきましょう。

2.ファスナー部分は手で抑えておく

今回パスポートを持ってかれた先輩は鞄は身体の前に来るようにかけていました。しかし、それだけで安心してはいけない、ファスナー部分は手で抑えておいた方が良いとのこと。

3.斜め掛け鞄、実は危ない

ベトナムのひったくりはバイクです。なので斜め掛け鞄はひったくられるとそのまま引きずられて大怪我になる可能性があります。

4.お金はズボンの前ポケットに

ベトナムの紙幣は0が多くてわかりにくのでついつい持ってるお金を広げて数えてしまいがちです。しかし、泥棒がどこで見ているかわかりません。お金をお財布に全て入れて管理するのはベトナムではやめたほうが良いと言われました。ズボンの前のポケットにお金を入れて、できるだけ手ぶらが望ましいとのこと。わたしは大きなお札と小さなお札を左右のポケットにわけて管理しました。ホーチミンでは硬貨は使わないのでポケットで管理のほうが、財布で管理するよりさっと出せてよかったです。

5.外でむやみにスマホを出さない

街中で写真を撮っているときにスマホをひったくられたりするそうです。歩きスマホは言語道断!



さて、スリにあった男性はパスポートは取り返せたのですが、帰国日にホーチミンの空港で高そうなキャップを失くしていました。鞄の中に入れて形が崩れるのがいやでトートバッグの取っ手につけていたそうなのですが、どうも盗られてしまったようです。みなさんくれぐれも気をつけて楽しい旅にして下さい!



今の時期、ベトナムは乾季でしたが、陽射しがかなり強かったので、紫外線対策は必須でした!
街歩きをしたら日射病っぽくなってしまったので、みなさんも注意して下さい。