調味料メーカーで3年間正社員として働くわたしが全国の就活生に告ぐ!食品業界の中小企業の工場は化石だ!

ごきげんよう
就活生の諸君、頑張っているだろうか。明日には全国で入社式が行われ、君たちの先輩が社畜人生の第一歩を華々しく歩み始めるのである。

そして一日一日と時間が経つとともに、あれ?この会社なんか違うと違和感を覚え、退社していく者もいるだろう。

せっかく入社した会社を早々にやめてしまうのは企業にとっても諸君にとっても良いことではない。双方にとって、時間とお金の無駄である。

そうなってしまわないよう、今回は調味料メーカーで製造に3年間携わるわたしがその実態を教えようと思う。

食品業界の特徴

  • 休日日数が少ない
  • 給与も多くはない(特にボーナス)
  • 知名度があっても小規模な企業が多い
  • 仕事がなくなることはない
  • 不祥事一つで倒産の可能性あり
  • 前時代的なものの考えの人が一定数存在する

食品は賞味期限があるため、扱う製品によってはお盆やお正月関係なく製造しなくてはならない。わたしが勤めている企業は比較的賞味期限が長い製品を扱っているが、それでも連休は長くて4日である。

また、食品メーカーは薄利多売で高給ではない。業界全体として、全国的に知名度があったとしてもイメージより小規模な企業や地方密着型の中小企業が多いにもかかわらず、身近な存在であるために就職希望のライバルが多く、高給で休日日数の多い大手企業に入るのはなかなかの難易度である。

わたしが食品メーカーで働いていてよかったと思うのは、自社製品が安く購入できることである。食品メーカーに就職するのであれば、やはり好きな製品を製造している企業が良いだろう。


製造部で働くのに大切なこと

  • 気配り
  • リーダーシップ
  • 多彩な視点
  • 現場を改善する力

扱う製品によっては職人のような技術が必要な場合もあるが、多くの場合、専門的な技術は必要ない。大切なのは如何に現場を効率よくできるか。これしかない。

しかしながら、食品工場の中にはおよそ今が21世紀とは思えないような社内システムが数多く現存していて驚かされる。

例えばパウチに手作業でラベルを張っていたり、データを紙媒体で保存して大量のファイルに机が占拠されていたり…。

パートさんをまとめる力や、効率化するための革新的なアイデア、そのアイデアを上司を納得させる力が必要である。


食品工場ではラインごとに社員が数名配置され、その下に一般社員や派遣社員、パートさんが多数といった編成。社員はリーダーとして色んな立場の従業員をまとめていかなくてはならない。

パートさんは大抵自分より年上。年上で自分より経験もある人たちの上に立ち、みんなの意見に耳を傾けて、より仕事のしやすい環境を作っていくのが社員の仕事である。

もっとも、入社して数年は自身もプレイヤーとしてパートさんたち同様現場の第一線で実務を積むことになる。


食品は人の体に直接入るものであるため、食品メーカーの社会的責任は重大であるため、賞味期限チェックや異物混入を防ぐ注意力も重要である。

注意散漫なものは多大な廃棄を生み出すばかりか、最悪の場合社告回収という食品メーカーとして最悪の事態を招きかねないため、信用されない。

しかしながら、工場には色んなひとがいる。そのために、注意散漫なもの、思慮が浅くトラブルを起こしがちな人でも間違いなく製品製造に従事できる環境を作ってしまえば作業者を選ぶ必要がなくなるため、効率化できるしミスも減る。

このように自分の視点だけでなく、様々な人の立場でものを考えることができる人は製造部に向いている。

現場を改善して目に見える効果が表れたときは大きなやりがいを感じることができる。

化石のような工場を現代的にしていくのが、わたし達若い世代の使命である。