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シンクロニシティーン/相対性理論【音楽レビュー】

相対性理論 音楽レビュー

ばんばん行こう!今日はシンクロニシティーン!SF要素多めで好きな曲の多いアルバムです。

 

ちゃんと調べるまでシンクロニシティーンはシフォン主義のあとのアルバムだとばかり思ってたのですが、シフォン主義→ハイファイ新書→シンクロニシティーンなのですね。 

 

サウンドはシフォン主義のロックテイストとハイファイ新書のミニマルテイストを足して2で割った感じ。

 

ハイファイ新書まで、やくしまるえつこのボーカルはまるで無感情。無表情で歌ってるんだろうなっていう"歌わされてる感"が強かったですが、今作では声に表情があります。しかし、それは今の相対性理論のような自叙的なものでなく、あくまでも"演じてる"様な印象があり、客観性があります。わたしは今作の表現のバランス(無感情でなく、感情的ではあるが客観性がある)に相対性理論としての唯一無二の魅力を感じます。おそらく一番魔法がかかっていた時期なのではないでしょうか。

 

曲目リスト

1. シンデレラ
2.ミス・パラレルワールド
3.人工衛星
4.チャイナアドバイス
5.(恋は)百年戦争
6.ペペロンチーノ・キャンディ
7.マイハートハードピンチ
8.三千万年
9.気になるあの娘
10.小学館
11.ムーンライト銀河

 

1. シンデレラ

ボンネビルは2ストロークじゃないそうですが、細かいことなんかどうでもいいんでしょうね!女の子にバイク用語歌わせてニヤニヤする真部氏。ドレスを着たシンデレラと男性的なバイクという相反するモチーフの組み合わせがめっちゃ好き。わくわくするイントロも好き。つまり、大好き。


2.ミス・パラレルワールド

四角革命みたいなSF曲。相対性理論の不思議ちゃん感を推したいなら、これを紹介すれば間違いなし。


3.人工衛星

シュールさ成分低め。ベースラインが印象的。SF恋愛漫画のような世界観。


4.チャイナアドバイス

これはかわいい。靄がかった赤ピンク色のイメージ。中国を想起させるギターもよい。歌詞は真部脩一っぽいシュール。韻を踏んでりゃいいのだと言わんばかり。


5.(恋は)百年戦争

チャイナアドバイスの流れをそのままに、エキゾチックなギターフレーズからはじまる。赤い糸ちょん切ってみせるちょっと怖い、だけどかわいい一曲。


6.ペペロンチーノ・キャンディ

ペペロンチーノキャンディって何。絶対おいしくないやん。


7.マイハートハードピンチ

今までのアルバムと違って意思のある声で歌うやくしまるえつこが、韻を踏んでいればいいだけみたいな歌詞を歌ってるのは、それはそれでシュールですよね。無感情に歌ってもシュールだけど。意思を持ったやくしまるえつこはこういうよくわかんない歌を歌うことに嫌気がさしてしまって、相対性理論は分裂してしまったのかな。


8.三千万年

この曲は…わたしには毒っ気がなさすぎてあまり好きじゃない。嫌いな訳でもないけど、媚すぎ、狙いすぎ。


9.気になるあの娘

ロックテイスト〜。この曲が好きな人は多いだろう。"気になるあの娘の頭の中は普通 普通 割りと普通"この歌い出しだけでも心持ってかれます。"タクシー飛ばしてよ九龍からNYへ"ってタクシーでどうやって海超えるのかなって気になってしょうがないです。

 

10.小学館

SFSFSF!なんで女の子はお家ごと宇宙を漂っているんだろう、地球に何があったんだろう。そんな中でも小学館の漫画もう読めないという些細な日常の具体的な事象への不可能を嘆くところが相対性理論らしい。四角革命の"宿題出せない"と同じ。


11.ムーンライト銀河

まるで子守唄。